- 東日本大震災と原子力発電に対する意識(2011/7)
- 原子力発電の安全性・今後のあり方、再稼働に対する意識 ―「東日本大震災と原子力発電に関する全国世論調査」(2012年5月調査)から―(2012/7)
- 原発の安全性・脱原発・再稼動に対する世論の動向 ―「原子力発電に関する意識調査」2011年5月調査から2013年1月調査―(2013/6)
ここでは、3.原発の安全性・脱原発・再稼動に対する世論の動向の要点を記す。
この調査は、《時事通信社と中央調査社は、2011年3月の東日本大震災・東電福島第一原発事故後、原子力発電に対する世論の動向を探るため、同年5月より、原発の安全性への評価、脱原発の賛否、原発の再稼働の賛否等について、2013年1月まで12回にわたり無作為に抽出した全国の満20歳以上の男女を対象に、面接法により同一仕様で全国調査(非パネル)を実施した。》結果をまとめたものである。- 原子力発電の安全性に対する意識
2011年5月調査から2013年1月調査まで2年弱の平均点は、毎回3点弱で、東日本大震災・東電福島第一原発事故直後から目立った変動は見られない。 - 原子力発電の今後のあり方に対する意識
2011年5月から2013年1月までの平均点は毎回ほぼ3点強で、目立った変動は見られない。 - 原子力発電所の再稼働に対する意識
原発の再稼働の賛否(2012年3月から実施)も、平均点は3点半ばと目立った変動は見られない。 - がれきの受け入れに対する意識
2012年4月調査から2013年1月調査までの平均点は6点半ばで、目立った変動は見られない。 - まとめ
原子力発電の安全性への評価、脱原発の賛否、原発の再稼働の賛否、および、がれきの受け入れ賛否について、時系列による意識の大きな変動は見られない。
『廃止派』は6割強から7割近くに及ぶが、「弱い廃止派」が廃止派の半数近くとなっている。
『受け入れ賛成派』は5割強から6割強に。